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ペンギン荒野を行く

フンボルトペンギン

『ペンギン、荒野を行く。 サボテンの横を抜けて、海に出かける そんなひとこま。』

サボテンの合間を進むフンボルトペンギン達。
 サボテンの根元は、巣にするのにもってこい。適度に湿気があり、涼しい。

亜熱帯のチリ・チャニャラル島は、サボテンの島だ。 サボテンの根元の窪みを巣にして暮らしている。 サボテンとペンギンの組み合わせが衝撃的だった。
南米大陸の西側、チリとペルーの海岸線に分布するフンボルトペンギンは、人間の活動がもとで危機に瀕している。 19世紀から20世紀前半にかけて、海鳥の糞が堆積して出来た「グアノ」をいう地層を肥料の原料として採掘して、 そこに穴を掘って巣にしていたフンボルトペンギンの営巣地を奪った(チャニャラル島のようにサボテンの根元に巣を作るのは、実はレアケースらしい)。 近年では、彼らにとって貴重な食料であるカタクチイワシが乱獲されたり(過剰な漁業)、 コルビナという魚を取る為の底刺し網に絡まって溺死するものが増えていて(混獲)、漁業との衝突が問題になっている。 また、住み着いた野良猫によってヒナが殺される被害がでていた。
 さいわい「いい人」はいる。世界中から「いい人」が集まって、 フンボルトペンギンの今後の保護の方策を考えるワークショップ(PHVA会議 生息数と生息地の存続可能性評価)が1998年に開かれ、 「100年以内に絶滅するかもしれない」と悲観的な結論を出した。 そうさせないために、今後、チリ、ペルー両政府だけでなく、世界的な保護ネットワークを作る事を決定した。

…以上『ペンギン大好き!』(新潮社)より引用

参考書籍

… 上部ムービーは、下記書籍を参考にしました。

  • 『ペンギン大好き!』(新潮社)の写真を参考にしました。

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