マゼランペンギン
すると上空から卵やヒナを狙う、ミナミオオセグロカモメが現れた。マゼラン達は威嚇を始め追い払う。
南米アルゼンチン、パタゴニア地方の岬、プンタトンボ。
マゼランペンギンの一大営巣地として知られるプンタトンボは、21ヘクタールの保護区に、繁殖期になると50万羽ものマゼランペンギンが集まる。
そして、地面に穴を掘ったり、潅木の根元にほどよい窪みを見つけ 営巣する。
プンタトンボには9月初旬に、オスがメスより先に到着する。 オスは、着いた当初は、営巣地へ移動する前にしばらく海岸で過ごすことがある。 それに対してメスは、すぐ内陸の営巣地へ向かう。
1平方メートルに1つから、100平方メートルに1つと非常に差が大きい。 これはおもに、土壌のタイプと植生によって決定される。
1つのコロニー内でも、トンネルの中や、低木の下や、地面の上など、さまざまな場所に営巣する。 おおいが十分ある巣を好むが、これは太陽光線や捕食者から逃れるためで、ヒナの巣立ちの成功を大きく左右する。 雌雄とも、巣作りを手伝う。 地表の巣は不完全であることが多いが、羽毛、葉、棒、藻などが巣材として加えられている場合もある。 プンタトンボでは、巣の長さの平均は590±49mm、入り口の幅は560±28mm、トンネル頸部の幅は370±13mm、高さは210±10mm。
プンタトンボでは、最初の産卵は9月の終わり頃。
一般的に2個の卵を生む。色はクリームホワイトで、表面は白亜質だが、なめらかである。
第一卵の産卵後、オスが巣に残って卵を守り、メスは2卵目を生むまで海へ出かける。 メスは2卵目を生むために帰ってくると、産卵後そのまま14.9±4.0日間の最初の長期抱卵に入る。 その間オスは海へ出かける。 その後は互いに交代し、孵化が迫るにつれ短い抱卵を繰り返す。 抱卵期間は、40日前後。
陸上では、主に卵やヒナを捕る。 ミナミオオセグロカモメや、主要な捕食者であるオオトウゾクカモメ、アラゲアルマジロ、チコハイイロギツネ、フンボルトスカンクなどが挙げられる。 海では、オタリアやシャチが巣立ちしたヒナや成鳥を捕獲する。
…以上『ペンギン大百科』(平凡社)より引用
… 上部ムービーは、下記書籍を参考にしました。