アフリカ喜望峰の ペンギン
Spheniscus demersus
African Penguin
アフリカンペンギン ジャッカスペンギン 黒足ペンギン
なし しかし、フンボルト、ケープ、マゼランを同種と考える学者もいる。容易に交雑するが、雑種の繁殖率は低い。
種種小名のデメルススdemersusは、「跳び込み」もしくは「沈没」の意味です。
ケープペンギンは、彼等の足が黒いのでブラックフッテッド(黒足)
または、鳴声が騒いでるロバの声に似ているからジャッカスと呼ばれたりします。
フンボルトや、マゼランもジャッカスと呼ばれます。
ケープの名は、南アフリカのケープ地方に由来するところからきている。
中型のペンギン。 雌雄の外観はほぼ同じ。
上くちばしの付け根から、白くフンボルトペンギンより幅の広い羽毛の帯が眼の上を通り、
後頭部に向かって広がりながら伸び、頬の外縁を回って首に向かい、胸部上方の白い羽毛の部分につながっている。
胸部上方に、フンボルトペンギンより細めの黒い羽毛の帯が1本あり、両脚の付け根に向かって白い腹部を縁取るように伸びている。
額、頭頂部、顔の側面、のどは黒い。
くちばしの付け根と眼の周りには、ピンク色の皮膚が裸出している。
白く太い帯が、くちばしから、眼の上、頬の後ろを下へ降り、あごにかけて延び、胸上部の白い帯をとつながる。
背側と尾は、黒みがかった灰色。 腹側は、おもに白色で、黒い逆U字形の細めの帯が胸を横切り、脇腹に沿って腿まで続いている。 胸に部分的な、時には完全な2本目の帯がある個体もいる。
フリッパーの背側は黒みがかった灰色で、端の方がわずかに白くなっている。フリッパーの腹側は主に白で、縁は黒ずんでいる。
虹彩は、茶色っぽい。 くちばしは黒く、灰色の縦縞が棒状に横断している。
足は黒く、ピンク色の斑紋がある。足の裏も黒い。
70cm 2.4〜4.0kg
頭と背中は黒みがかった灰色で、腹側の白へと変わっていく。 成鳥のような頭部の白い帯や、胸部の黒い帯はない。 しかし頭部が部分的に成鳥の羽に換羽する個体もいる。
主な餌は、小さく外洋群集性の魚(アンチョビー、イワシ類)で、イカ・タコや甲殻類を食べる事もある。
成鳥はとても攻撃的で、進入してくる敵に攻撃を加える。
攻撃的な相手に出会うと、双方ともくちばしを突き出して平行に並べ、素早く首を振りたがいのくちばしを強打し合う。
つつき合いくちばしを噛み合い、さらに噛み合ったま引いたりねじったりして相手をうち負かそうとする。
引き下がらない相手には噛み付く事もあり、相手が逃げ出すまで噛み付いたままフリッパーで叩き続ける。
22年以上生存した個体が数例知られている
ケープペンギンの生息地図
アフリカ南部の沿岸海域だけに生息している。
そのなかで個体数がもっとも多いのは、アグラハス海流に食物の供給を受けている地域である。
コロニーは沖合いの島々に分布するが、アフリカ南東部のアルゴア湾から喜望峰を経て、
西海岸のナミビアにあるホラムズ・バード島にいたる大陸側にも、わずかながら分布している。
20世紀初頭には100万羽を超えると考えられてきたが、1993年には、推定で16万羽にまで減ってしまった。 1984年のレッドデータブックの中で、ケープペンギンは「危急種」としてリストアップされており、 さらにダッセン島以北では「絶滅寸前種」と考えられている。
地域によっては、コロニーの復元がうまくいってる例もある。 ケープタウンんに程近いロベン島では、原油流出事故に遭遇したペンギン達の体を洗浄し、 リハビリテーションをほどこして海に返す取り組みが行われている。
ロベン島は180年間ケープペンギンのまったくいない島で、 他の繁殖コロニーからやってきた個体が定着する以前に、すでに3000羽近くが放鳥されていた。 1983年の9つがいを皮切りに、コロニーの個体数は1993年には2200つがい以上に増加している。 同時期に大陸側で新たに2ケ所の繁殖コロニーが自然に確保された。 おそらくこれらの定着個体は、餌不足のために他の繁殖コロニーからやってきて、初めて繁殖を試みる若鳥であったとみられている。
ケープは、周年繁殖を行います。 地域にもよりますが、各コロニー内では産卵に同調性がみられます。 産卵は夏の1月に始まり10月までずっと続く。 これは、1回目の育雛の成否にかかわりなく、つがいが産卵をやり直すからです。 2回目の育雛も上手くいくことが多い。 両方に失敗した時は、3回目の産卵を試みる事もある。 時には4回目の産卵を試みる場合もあるが、成功する事はまれです。 彼等は、エルニーニョなどで餌が少ない時には繁殖を控える事もありますが、餌が豊富な年は年間に何度か繁殖を行います。
巣は、堆積したグアノや押し固められた土を掘って不規則に点在する穴を作ったり、
岩の下、岩と岩の間、人工的な構造物や、大型漂着物の中などに作る。
巣穴に適した場所が見つからないと、植物や羽毛、小石、岩屑などを用いて地表に巣を作るが、
この時の巣は、互いのくちばしが届く程の間隔で密集している。
また、よその巣からこっそり巣材を盗む事もある。
成長した雛は、およそ4週間でクレイシをつくり、体を寄せ合って体温を保ち、自らを守る。 クレイシは、地表で育った雛により多く見られる。 雛達は夕方遅くなると巣に戻り、両親が海から帰って来るのを待つ。
餌が十分にある時は、両親のうち一方が採餌に出かけてる間、もう一方が雛を守る。 巣立ち雛はおよそ12週間でコロニーを離れ、1年間後に若鳥(亜成鳥)となり生まれた故郷に帰って来る。
1年に1度、ふつうは繁殖時期の後に、故郷の島の海岸や営巣地で、21日間にわたっておこなう。